日本企業の海外進出に伴い、親の勤務の関係などから長年海外で生活し、のちに帰国してきた児童や生徒が増加しています。文部科学省の調査によると、2017年2月の段階で帰国子女の数は1万2000人を超えており、4年連続で増加傾向にあります。しかし、帰国後、多くの児童・生徒は『日本で普通に育ってきた子』とは異なり、日本語や日本文化への不適応から学校生活や就職において不利な点が多く、今までの常識が非常識ｔとなったり、時には身につけてきたものを取ったり、変更したりすることが求められます。また、見た目が日本人であるが故に出来て当たり前、知っていて当たり前と捉えられてしまい、恥をかいたり、不思議がられたりします。

　このサイトでは、長期間にわたり海外生活を送り、帰国してきたあるいは帰国が決定した児童や生徒に向けて日本文化や日本特有のしきたり、日本特有の考え方を掲載し、帰国後、スムーズに日本社会に適応できるよう支援していきます。異文化を学んできた帰国子女ならではの悩みや日本に対する違和感を少しずつ埋めていき、日本でのびのびと生活し、世界と日本をつなぐ人材への成長を目指して欲しいという願いを込めて『International Japanese』と名付けました。